佐野 雄希 『未来への 〜つながり〜』
かつて海水浴で賑わった南三陸町の美しい海岸。
東日本大震災によって全ての海水浴場が壊滅しただけでなく、子ども達に海への恐怖心をも植え付けた。自分たちを育んでくれた海を再生しようと活動を始める。やがて地元の者だけでなく全国から3,000人もの人が集い、ついに浜辺が復活する。そこには子ども達の成長のみならず、活動に参加した人達にとって第二の故郷ともなる「つながり」が生まれた。
京都市立洛北中学校美術部 『明日に向かって』
東日本大震災の被災地に思いを寄せる京都の中学校の美術部の生徒が、震災について資料を集め、一日も早い復興を願い、その思いをアニメーションで表現した作品。コーラスは音楽部の生徒。
別所審査委員長講評
音楽と映像でセリフがなくても心の声、言葉を創造させる作品。色使いも素晴らしい。
荒川 喜朗 『あすにむかって 〜震災ニモ負ケズ〜』
復興が進んでいるのか、いないのか。人々はもがきながら、それでも一歩を踏み出したいと頑張っている。現在の釜石の様子と岩手県が生んだ詩人・童話作家宮沢賢治の「雨にも負けず・・・」をモチーフに現在の心の叫びを訴えた作品。
別所審査委員長講評
現在の映像に重ねられた想いが胸に迫る作品。
別所審査委員長講評
素晴らしい!題材、視点、編集、すべてにおいてメッセージが凝縮されている。前向きになれる作品。